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つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

GS美神 極楽大作戦!!

連載開始から25周年という事で、
文庫版が刊行されている時の流れに驚きを禁じ得ない。

90年代序盤に颯爽と登場した、
言わずと知れた
椎名高志」の大出世作。

バブルの世相をよく反映した
主人公美神と、ゴーストスイーパーという
舞台は見事な組み合わせだった。


また、登場するキャラクターもどれも個性的であり
特に、煩悩にまみれた助手
横島忠男の存在感は圧倒的だった。


序盤は、ギャグ中心の一話完結型。
しかし、徐々に大掛かりな物語を描くようになり、
転機はやはり、
横島がGS資格を取得する
「誰が為に鐘は鳴る!!」シリーズだろう。

しかし当時を振り返ると、これは
作品の寿命を縮ませかねない
禁じ手だったともいえる。

横島をギャグキャラクターのままに据え置くのか、
物語の根底に関わらせるのか。

非常に危うい冒険であったが結果として、
椎名高志ストーリーテラーとしての
力量が、こちらの予想を上回った。


あとはご存知のとおり、
ギャグパートでは活躍し、
シリアスパートでは物語を動かす、
作品に不可欠なキャラクターとして
横島は君臨することになる。


以後、現在のチルドレン創作に至るまで、
作者が乗り越えられなかった壁は、
この横島というキャラクターだったのだろう。

 

必ず抑えておくべき、
サンデー史の名作の一つである。

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