つれづれマンガ日記 改

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ナンバMG5 ナンバデッドエンド

チャンピオンの常連「小沢としお」といえば、
やはり「フジケン」だが、本作も相当面白い。


筋金入りのヤンキー一家に生まれて、
関東制覇した兄貴のように、
全国制覇を両親から期待される主人公「剛」。


けれども、彼は中学のころから、
ケンカばかりに明け暮れる生活に嫌気が差し、
家族に内緒で県下の進学高校に入学する。


美術部員として、一般人を装いながら、
家族に対しては、
不良高の頭として活躍していると嘘をつく
二重生活を続ける剛。


自分のあこがれた高校生活と、
少しずつ増えていく家族への罪悪感。
そして、弟を疑い始める兄。

そのあたりのバランスが非常に面白い。


惜しむらくは最終章だ。


これだけお膳立てされたクライマックスの
盛り上がりがあと一つだったのは
作者の力量不足だろう。


正直、この物語を完全に纏められていたら
号泣ではすまないレベルだったと思うと、
そこは返す返すも残念だ。


とはいえ、面白い作品であることには間違いない。
ヤンキージャンル好きには是非読んでいただきたいものだ。

ちなみに、
ナンバMG5 ⇒ ナンバデッドエンド
と続いているのでお間違いなく。

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