つれづれマンガ日記 改

マンガをテーマに、なんとなく感想。レビュー、おすすめ、名作、駄作、etc

藤子不二雄Aのブラックユーモア

いわゆるA氏の
ブラックユーモア短編集である。


まんが道 」の回でも評したとおり、
A氏のブラックユーモアは、
人間の負の感情をストレートに描いており、大変面白い。

ショートショートとして見てしまうと、
その奇抜さ斬新さはF氏の作品が上だが、
人間の持つブラックさを、
マンガとして再現している点はやはり見事である。


また、「マカオの男」や「パラダイス」など、
行動範囲が広かったであろうA氏ならではの作品群も、
F氏にはない味があって読み応えがある。


本来であれば中央公論社
愛蔵版全3冊をお勧めしたいが、
絶版の為、新作を貼っておく。

ただ、収録作品が多いわけではないので、
ちゃんと読まれたい方は
文庫版か愛蔵版のどちらかを購入されること。
愛蔵版なら特に、1巻と2巻がオススメである。

評価は、ブラックユーモア短編集全般に関してとなる。
実に素晴らしい。


f:id:mangadake:20160903191614p:plain

 

 

  

 

 

 

 

 

藤子不二雄A ブラックユーモア短編集 (第3巻) 戯れ男

藤子不二雄A ブラックユーモア短編集 (第3巻) 戯れ男