ありがちではあるが、
剣と魔法の世界におけるファンタジー作品。
主人公ビートは、最高位の
「金の勇者」を目指す冒険者。
だが、幼い頃に共に魔王を倒す約束をしたリチェは、
魔族の味方として、日々をすごしていた。
ファンタジー作品の設定が細かくなった現代においては、
若干見劣りする作品だが、
90年代少女マンガ誌連載という背景を考慮すると、
佳作の部類に入るのではないだろうか。
多少の伏線を絡ませ、
小粒ながら最終的には、
当初の目的であったであろう、
完結に辿り着いている点は評価したい。
全5冊、お暇な方であれば。