大食いといえば、
やはりこの作品である。
作者「土山しげる」の作品で挙げれば
食キングも名作だったが
大食いと絵の濃さが非常にマッチしている
本作を是非オススメしたい。
プロのフードファイターという、
バカバカしい設定も
この絵にかかれば
途端にシリアスなギャグに変わって、
ついつい読まされてしまう。
また、各食材に対する
大食いの観点からの攻略も見事で、
フードファイトというスポーツが
あたかも実在しているかのような錯覚に陥るわけだから、
作品としては相当に斬新であった。
全24冊は多少冗長だが、
主人公と師匠の対決が盛り上がる
第一部までは読んでおきたい。
さっぱりとした読後感の残る快作である。