つれづれマンガ日記 改

マンガをテーマに、なんとなく感想。レビュー、おすすめ、名作、駄作、etc

王様の仕立屋

イタリア・ナポリに住む日本人職人「織部悠」

かつてミケランジェロと称された伝説の仕立て職人が、
唯一認めた弟子。


イタリア服飾の様々な技巧をもとに、
依頼人の難解な問題を解決し、
仕立てと共に依頼人の人生の悩みも解決する。


端的に説明してしまえば、
いわゆる「美味しんぼ」系のマンガである。


そして、この手の作品のご多分に漏れず、
後半は薀蓄だらけのマンガになってしまっている点は、
残念な部分だ。


また、多数の女性キャラクターと、
最近では日本系の薀蓄が増えてきている点も、
難点である。


とはいえ、序盤の出来はかなり秀逸で、
類似した作品が少ない点を考慮すると、
一度は読んでおきたい作品だろう。


ちなみに、旧シリーズ「サルト・フィニート」は32冊で完結。
現在、新シリーズ「サルトリア・ナポレターナ」が連載中である。


正直、物語の大筋はあってないようなものなので、
どこから読み初めてもそれほど問題はない作品である。

服装や靴等に興味のある方は。

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