つれづれマンガ日記 改

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ホタルノヒカリ

(2012年評)

ドラマ化も果たした説明不要の有名作品。
いわゆる「干物女」の物語である。
無論、「干物女」という名称は素晴らしかったが、
内容もキャッチフレーズに負けない
大変面白い作品だった。

コメディテンポの良さと、
20代後半の女性主人公という、
ある意味一番面白い世代にスポットを当てている
設定が素晴らしい。

何より高く評価したいのは、
同居人の高野部長を、
序盤の恋愛対象にしなかった事だろう。

いわゆる、恋愛アドバイザーキャラクターは、
この手の作品には必需品で、
女性なら親友、
男性なら恋人になるのが黄金パターンである。

けれども、本作は高野部長の存在を、
一旦同居人にしている点が素晴らしい。

この、
「彼氏とも上手くいってそうだけど、同居人の高野部長とはどうなるの」
、という続きが気になる視点を保ち続けた点が
ヒット作たりえた所以だろう。


全15冊、最後までキレイにまとまっており、
男女問わずに読めるお勧め作品である。


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ホタル ノ ヒカリ 全15巻 完結コミックセット (講談社コミックスKiss )

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