ダークファンタジーの傑作を描いた「八木教広」に
サンデー色を混ぜて柔らかくするとこんな作品になるのか、と
不思議な気持ちにさせられる作品。
新人のファンタジーマンガなら面白いが、
「八木教広」作品として見ると今のところ許容ラインぎりぎり。
やはりこの作者にはダークな作品を期待してしまう。
次巻以降で巻き返しがあるのだろうか。
惰性67パーセント 4 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 紙魚丸
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/04/19
- メディア: Kindle版
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こちらも相変わらずの面白さの第4巻だが、
段々ネタ切れの方向に走っている点が悲しい。
1,2巻の頃の面白さが戻ってくると良いのだが、
下ネタばかり増えていくので、難しいかもしれない。
相変わらずの藤田作品。
しかし、中盤までのテンションは他の追随を許さないのだが、
ネタバレ展開になったときに、作品のテンションが
上手に上がらないと思うのは、私だけなのだろうか。
レトリックが複雑すぎるせいなのかわからないが、
藤田作品はやはり、過程こそが命な気がする。
あまり長編にならずに、早めに完結してほしい。
平松伸二のフィクション自伝もついに「ブラック・エンジェルズ」
が登場する時代に突入。
恐らく次巻こそが、この作品の評価の天王山だろう。
続きに期待。