つれづれマンガ日記 改

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鬼滅の刃10巻と物語に関する考察

 

鬼滅の刃 10 (ジャンプコミックス)

鬼滅の刃 10 (ジャンプコミックス)

 

 
本ブログは、現在のジャンプ作品の中では
断然「鬼滅の刃」推しなのだが、そんな本作もついに10巻まで到達してくれて
感無量である。今回は表紙デザインも最高に格好良い。

というわけで10巻到達という事で、
多少物語を振り返って考察を書いてみる事にする。


ここからは完全に連載最新号までのネタバレも入るので、
単行本派の人は読まないように注意。




10巻では「上弦の陸」との闘いが最高潮で、
その中でもついに本作最大の伏線と思われる
「日の呼吸」と「耳飾りの男」が登場する。

連載でも登場しているが、
5巻の炭治郎と父とのやりとりからもわかるように、
「ヒノカミ神楽」と炭治郎のつける「耳飾り」を
炭治郎の父親が、「耳飾りの男」から
約束として受け継いだことはかなり明確だろう。

 



ただ、気になるのは炭治郎の父親の名前で、
作中にはほとんど出てきていないが「炭十郎」という名前なのである。

 


しかし、最新号の中では父は「耳飾りの男」から、
「住吉」という名前で呼ばれている。

 


炭次郎のセリフによると、父には幼いころから薄い痣があったことになっているが、
5巻の回想シーンでは明確に痣があったのに対して、最新号では全くない。
また、炭治郎の父は後ろ姿で描かれる事が多く、正面からのシーンが非常に少ない。

そして、鬼側の「上限の壱」と「耳飾りの男」も後ろ姿のシーンが多く、
それらは意図的に同じ構図で描かれている。

ここまでいくつかの作中の要素をまとめると、

・最新号の扉絵でカラスを連れていた事からも「耳飾りの男」は
 元柱である可能性が高い
・無惨を追い詰めたことがあるが命は奪えなかった
・炭治朗の父親と接触しており、彼に何かを伝えている
・「上限の壱」「耳飾りの男」「炭治郎の父」の三者の後ろ姿は
 あえて酷似して描写されている

といった点を考えると、炭治郎の父という人物の正体が
非常に念入りにぼやかされている事がわかり、そうなると、
第一巻で家族が襲われたのは偶然の悲劇ではなく、
仕組まれた事件という事になるだろう。

なにより禰豆子が鬼になっている時点で、
襲った相手が並の鬼でないことは明確である。
(個人的には上限の弐である童麿あたりが最有力である)




とまぁ、非常にお気に入りの作品なので珍しく考察してしまったが、
本来、週間連載マンガというのは気楽に楽しく読んで、
あとから伏線が回収された時にあっと驚いて楽しむものでもある。

こんな記事を書いておいてなんだが、
燃える少年マンガとして素直に楽しむのが一番良い読み方なので、
鬼滅の刃を是非手に取ってほしい。

次回の連載はついに100話。
目覚めた炭治郎の続きが気になる!!