つれづれマンガ日記 改

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BLUE GIANT SUPREME (4)

 

 新刊を出るたびに追っている本作も、ついに4冊目である。

世界を舞台にする事になったSUPREMEも
やっと4巻目にしてバンドのメンバーが揃いつつある。
ただ、この面白さは既に無印で描かれた事のある面白さだ。

無印ではバンドの仲間が集う面白さに加えて、
主人公「大」の成長や努力に加えて、師匠との関係といった
非常に魅力的な要素があった分、
正直まだSUPREMEは無印の面白さを超えられていない。

多くのマンガが世の中にあるが、
国内で達成した面白さ以上のドラマを
世界編で創ることができた作品は少ない。

その意味で、BLUE GIANT SUPREMEの最大の武器である
主人公「大」が、世界編だからこその輝きを魅せた時に、
初めて、このシリーズは無印10巻の悲惨な展開を乗り越えてなお
傑作と呼べる作品になるのだろう。

まだまだ目が離せない作品である。