あとがきがあまりに悲惨で、あまりに売れないらしいので、
流石に「福満しげゆき」ファンとしてレビューを書く事にした。
相も変わらぬ妻可愛い漫画なわけだが、
僕の小規模なシリーズから始まる作者の自伝的な作品も、
もう十数年続いており、長男も作中では8歳となって、
父親の書いている作品を読む年齢になってきたようで、
流石に感慨深いものがある。
そこにきて、今回の3巻のラストのエピソードは、
バラバラの内容をつなげながらも、起承転結が素晴らしく、
久しぶりに完璧な一話だった。
この話を読む為だけにでも、
福満ファンは3巻を手にするべきだろう。
表紙もなんだか可愛らしいデザインなってきた本作の
連載が終わってしまわないように、
とりあえず彼の住宅ローンが終わるまでは、
こっそりと応援していきたいものである。