惰性67パーセントに続き、
こちらも2巻が発売されたので、紹介。
一般人と趣味の合わない映画マニアの木根さんが、
自分の好きな映画の薀蓄を心の中で叫ぶ作品。
設定自体は、昨今流行っている、
ちょっと変わった女性主人公が、
マイナージャンルの中で動き回って、
その友人女性との絡みを楽しむ
系列の作品である。
ただ、読んでみればわかるが相当に強烈。
キャラの個性やマンガの勢いが強すぎて、
なかなかマンガの世界に入り込めない。
特にカメラアングルや、デフォルメ描写等が、
相当に斬新で、2010年代の新しさを感じる作品である。
ただ、映画薀蓄や、キネマっぽさを楽しむ作品では全くないので、
その手の要素を期待してはいけない。
個性的過ぎるので面白さは保証できないが、
新しいタイプのマンガなので、新作好きな人はどうぞ。