「恋をするとヒーローに変身できて、
悪の怪人と戦う力を手に入れられるが、
戦いが終わるとその恋を忘れてしまう。」
この設定だけは相当素晴らしかった。
相も変わらずおかしな設定のおかしなキャラクターを
書かせると、ちょっと「モリタイシ」の
右に出るものがいない。
ただ、残念ながら本作では
キャラクターの奔放な暴れっぷりに
読者がついていけなくなり、
結果的には打ち切りで終わってしまっている。
ただし、前述のとおり、
設定自体は非常に見事であり、
恋を忘れてしまう設定は、
最終話付近で非常に良い盛り上がりを見せてくれる。
いでじゅうが好きだった方は
ちょっと目を通してみるとよいかもしれない。