傑作である。
麻雀マンガは、読み手を強く選ぶ傾向があるので、
あまりレビューしていないが、
それでも書いておきたくなるほど傑作である。
まず、キャラクターが圧倒的に良い。
主人公「フランケン」をはじめ、
天才「竹井」、竹井打倒を誓う「田村」
そして、舞台を操る詐欺師「江藤」
等々、どのキャラクターも素晴らしく魅力的で、
一度読めば忘れらないキャラ達である。
また、物語も良い。
「フランケン」と「竹井」の出会いから始まり、
2人の最後の対決までを描く一連の流れが完璧である。
単に麻雀マンガというより、
ギャンブルというジャンルの魅力を
十二分に描き切っている。
後に一般誌でも活躍する事になる
作者「押川雲太郎」の最高傑作といって過言ではないだろう。
全8冊、今となってはKindle版以外は入手しづらい作品だが、
ギャンブル好きには絶対オススメしたい名作である。