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つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

デザイナー

1970年代女性系 総合3.5以上(オススメの名作)

一条ゆかりが「これを描く為にマンガ家になった」
と自負する作品、それが「デザイナー」


本作を読んで感じる感想は、
素直に、「壮絶」の一言だ。

作者が込めた作品への情念が尋常ではない。

主人公の仇とも言える、
デザイン界の女王「鳳 麗香」は、
まさに一条ゆかりなのではないだろうか。

自身のプライドの全てを賭けて、
デザイナーとしての自分の地位を頑なに守ろうとする
その生き様は、凄まじい物がある。

後に一条ゆかり作品に多く登場する、
仕事に全力投球して人生を楽しむ女性像の原点は、
このキャラクターに始まっていると言えるだろう。

また、プライドといった意味では、
まさに最新作の「プライド」の原点もここにあった気がする。


正しい恋愛のススメ」の頃のような、
マンガの技術に満ちた軽やかな面白さはない。


その代わり、これでもか、というほど情熱が詰まっている。

本作のレビューの最後に、
一条ゆかりのインタビューの言葉を載せておく。
この言葉が最も本作を評するのに相応しいからだ。


私、「デザイナー」を10年に1回くらい読み返すの。
あのマンガからは「誰も私に文句を言うな!」
っていう恐ろしいオーラを感じるんですよ。
マンガにはそれがないとダメ。
自分が飽きたらそのオーラは絶対に出せないんです。

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デザイナー (集英社文庫―コミック版)

デザイナー (集英社文庫―コミック版)