つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

うる星やつら

高橋留美子の名声を決定的にした
もはや説明不要の不動の名作。

「世界で一番女好き」な主人公
諸星あたるの設定は
斬新すぎて、以後誰もが真似をする事ができない
タイプのキャラクターとして確立された。

そして、そんなどうしようもない
あたるに何故だか惚れてしまった
「宇宙からきた押しかけ嫁」ラムも、
キャラクターデザイン、性格設定、電撃等、
こちらもオリジナリティ溢れる。

そして基本一話完結という
大変に苦しい連載スタイルを守り、
約10年に渡り創作を続けたのだから、
当時の高橋留美子がどれだけアイディア溢れる
マンガ家だったのか、その才能に驚嘆せざるを得ない。

それは、以後の彼女の作品と比較してみれば明らかである。

また、ラストの34巻だけはそのまま一つの
ストーリー作品として、完結させている点もすごい。

長編、短編どちらも描けた天才マンガ家は、
同時期にめぞん一刻も連載していたのだから、
もはやひれ伏すしかない。

「身の回りにいたら迷惑そうだなぁと思うキャラクターを集めた」
という作者のコメントどおり、
奇抜なキャラクターと
軽妙なストーリーが織り成す
SFコメディ大作は、今読み返してもなお、
全く色あせることのない
近代マンガ史に残る大傑作である。

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