つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

c4_長編(15冊超)

常住戦陣!! ムシブギョー

Amazonのレビューが酷評だったので、全32巻も読む時間が無駄にならないか不安に思いながら読み続けたが、言われるほど悲惨な作品ではなかった。問題点としては、序盤からエロ描写が多い作品なのだが、その方面のファンがついたために、ラストのハーレムエン…

俺たちのフィールド

ワールドカップといえば思い出させられる本作。作者「村枝健一」の代表作であり、少年サンデーにおけるキャプテン翼的なサッカーマンガである。世代的には90年代のマンガ作品らしく、夢物語的な展開が多くはあるが、少年マンガとしては妥当な水準だろう。中…

クロサギ / 新クロサギ

詐欺師という今までマンガに馴染まなかったテーマを、詐欺師を狙う詐欺師=クロサギという設定で、見事に大ヒット作に押し上げた本作。 特に序盤の面白さは素晴らしく、多くの読者が魅了されたものである。 反面、詐欺の設定部分は面白いのだが、結局のとこ…

結界師

完結以来読んでいなかった本作を読み返したところ、当時感じたより何倍も面白く感じて、何度も読み返してしまったので、長文で書く事にする。以下、壮絶にネタバレありなので、未読の方は禁止。長編なんだけどなんとなく地味だよね、とか中盤まで(黒芒楼編…

編集王

「土田世紀」についてのレビューも本日で一旦、終了である。最後は満を持して「編集王」について触れたい。これはもう、文句なしに作者の最高傑作と叫びたい作品なのだが、それは偏に作品が粗削りだからである。この作品より洗練されたマンガは数多くあるが…

バラ色の聖戦

ベテラン「こやまゆかり」の近年の代表作と言えば、やはり、これだろう。30歳の日常生活で疲弊しきった専業主婦の「三木真琴」が、ある事件をきっかけにモデルの世界に踏み込むことになるという何とも爽快な設定に、つけたタイトルが「バラ色の聖戦」なのだ…

おざなりダンジョン

あまりにも懐かしい本作をレビュー。 昔からのマンガファンなら、タイトルだけでも覚えているはずの作品「おざなりダンジョン」 なんとなく目に入る適当なタイトルのこの作品が1980年代に始まってから、数々の打ち切りや連載雑誌の廃刊を経て、2013…

黒子のバスケ

女性ファンに支えられた作品と思われがちの本作だが、SLAM DUNKという伝説のバスケ作品を連載したジャンプで、バスケマンガをヒットさせたというだけでも、作者「藤巻忠俊」はもっと評価されて良いだろう。作品としては、能力バスケットマンガとも呼べる、あ…

番長連合

エリートヤンキー三郎で大ブレイクした作者「阿部秀司」が真面目に書いたヤンキーマンガそれが「番長連合」である。ヤンキー全盛期のマガジンにも存在しなかった、番長による全国制覇という馬鹿馬鹿しい設定を、当時最も勢いが弱かったチャンピオンで連載し…

ジャストミート  / ふぁうるちっぷ

超ベテラン作家「原秀則」のマンガ界における立ち位置を確立した出世作。 デビュー作「春よ恋」「さよなら三角」の頃の画力を考えると、本作の最終巻あたりの画力は完全に別人であり、これほどマンガが巧くなった作者を私は他に知らない。以前レビューで描い…

めだかボックス

「西尾維新」という才能が、単なるマイナージャンルの存在ではなくジャンプというメジャーな舞台に耐えうる事を見せつけた異色の傑作。 才色兼備を超えた生徒会長「黒神めだか」を中心に展開する学園バトルとも呼べる本作は、オタク色の強い「暁月あきら」の…

釣りキチ三平

物凄く久しぶりに釣りキチ三平を再読。作品発表が1973年と恐ろしく古い作品だが、その後約50年、「釣り」というテーマを描かせたら、この作品を超えるマンガはついに現れなかった。というか、この作品があるから「釣り」ジャンルの漫画はもう書かなくて良い…

デカスロン

マニアックな作品を世に送り出し続ける作者「山田芳裕」が、日の目を見た作品。デカスロン=十種競技という誰も注目したことがなかった作品を描いて、ヒット作品を産み出したのだから、その点は凄い。また、主人公「風見万吉」のキャラクターを一貫してバカ…

おまかせ! ピース電器店

サッカー領域専門のマンガ家という、ある種独特な立ち位置を確立した作者「能田達規」の初期にして、最長連載の作品である。現在の作者の作品創りを見る限り、本作を超える長期連載は恐らく今後ないだろう。主人公の「ピース健太郎」と父親の「ピース貫太郎…

破壊王ノリタカ!

後に、数々の同系統の作品を描き続ける事になる作者「刃森尊」の最高傑作と言えばこれだろう。超貧弱な主人公「沢村典隆」が、蹴道部のスキンヘッドのコーチ「丸山」から、一見遊びにしか見えない謎のトレーニングを仕込まれていく事で、次々巻き込まれる学…

ベイビーステップ

近年のスポーツ漫画としては最高峰の面白さを誇った本作が落としどころの無い完結を迎えたことで、ますます長期連載が嫌いになっている昨今である。本作自体は超有名作品の一つなので未読の方は少ないだろうが、テニス完全初心者の主人公「エーちゃん」が、…

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所

ジャンプという連載誌の作風にまったく合わない、独特のセンスと画風を発揮した「西義之」の代表作。ただし、雑誌の雰囲気にはあわなかったが、序盤の頃に描かれていた魔法律という設定と、少し不気味で少女マンガ的なオカルトの雰囲気は、十分面白く、ファ…

幽☆遊☆白書

「冨樫義博」の名前を広めた本作の発表からそろそろ約30年が経過してしまうというのだから恐ろしい。また、これほどのインパクトを残した作品の連載期間が1990年から1994年のたった4年間ほどだったというのだから、改めて考えても、お化け作品だったわけであ…

焼きたて!!ジャぱん

パン職人という珍しいテーマを扱ったマンガの中では、最も有名と思われる本作。 主人公「東和馬」は、パン職人に憧れる少年で、日本人にとってのご飯のようなパン=「ジャぱん」を作る事を夢に職人としての道を目指す。序盤の面白さは大変素晴らしいものがあ…

3年奇面組/ハイスクール!奇面組

今読み返すとやはり、時代と寝た作品だったと確信させられる、80年代少年ギャグマンガの傑作。 今となっては古臭く感じる絵柄も、登場人物たちのドタバタ感も、当時は全てが新しく感じられたことが懐かしい。 最も悲惨な最終回の一つとして、長く語り継がれ…

BASARA

長編ファンタジーというジャンルが、少年マンガの十八番と信じて疑わなかった当時の私を木っ端みじんに打ち砕いてくれた、衝撃的な作品。少女マンガでありながら、長編大河浪漫の頂点に立つ物語、それが「田村由美」の大傑作「BASARA」である。改めて読み返…

クローズ

週間少年チャンピオンの歴史に名を刻んだ、「高橋ヒロシ」の説明不要の有名作品。ただひたすら不良が喧嘩するだけのはずのマンガが、これだけ面白いのは、キャラクターの魅力によるところが大きい。特に、主人公「坊屋春道」の存在感は圧倒的で、どんな場面…

極悪がんぼ/激昂がんぼ/がんぼ ナニワ悪道編

極悪がんぼ16冊からはじまり、激昂8冊、ナニワ悪道編9冊と長きにわたって続いた本シリーズもついに完結である。裏社会のナニワ金融道的な存在だった、序盤の極悪がんぼも面白かったが、個人的には主人公神崎がフィクサーとして頭角をあらわしはじめる激昂編…

Q.E.D. 証明終了

Q.E.D.が完結作品と呼べるかは難しいが、このままではいつまでたってもレビューが書けないので、無印への評価として書く事に。ご存知の通り現在は、「iff」シリーズが継続している本作だが、無印のQ.E.D.自体は全50冊で完結している。ただし、50冊と言っても…

CLAYMORE

13年は長い時間だったが、稀代のダークファンタジー作品の素晴らしいラストに脱帽。 あの「エンジェル伝説」の「八木教広」が、女性だけをメインキャラクターに、バトルファンタジー作品を描き始めたと聞いた時は、正直、少しも期待できなかった。 事実、連…

きまぐれオレンジ☆ロード

作者「まつもと泉」の最高傑作。80年代に颯爽と登場した本作が、その後のジャンプにおけるラブコメの路線を定着させたと言っても過言ではない。主人公「春日恭介」の優柔不断さといい、ヒロイン二人のキャラクター描写といい、改めて読み返すとその後のラブ…

銀河鉄道999

作品名は圧倒的に有名だが、既に発表から30年近く経過している事を考えると原作未読の方も多いのではないだろうか。イメージとして良く知られている機械の身体を求めてメーテルと旅する星野鉄郎の物語は、どちらかというと本当の主題ではなく、銀河鉄道999の…

ディアスポリス 異邦警察

異端の画力「すぎむらしんいち」と、思わせぶりの原作「リチャード・ウー」のコンビによる異色の物語。日本に不法滞在する外国人と、その人権を守る裏都庁。そして裏都庁の警察署長を務める、主人公「久保塚早紀」。設定の面白さは圧倒的で、さすがに毎週の…

おーい!竜馬

未だに現役を続けるマンガ界の巨匠「小山ゆう」が、「武田鉄矢」という異色の原作とコンビを組んで描いた作品だが、20年ほど前に読んだ記憶のある本作を改めて読み返してみると、まことに傑作であった。坂本龍馬という人物自体が、ある種、嘘と本当が入り混…

おせん

漫画界には8割の手塚派と2割の水木派がいる、との名言を残した水木派の作者「きくち正太」の代表作である。 老舗料亭の若女将「おせん」は、普段は酒ばかり飲んでいるが、書道・陶芸と幅広い芸術の腕を持ち、特に料理の腕前は天才的という看板女将。 そん…