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つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

ジナス―ZENITH―

吉田聡が描く異色の傑作。 死者を6日間だけ生き返らせる「物体」と蘇った死者を殺す、銀色の殺し屋。 およそ他に類を見ない壮大なストーリー構成は、プロット協力ビッグ・オー(長崎尚志)の影響が大きいのかもしれない。 ただ、個人的には浦沢・長崎作品は…

ハチミツとクローバー

駆け出しの新人作家には決して書けない作品を作る、それが羽海野チカの持ち味だろう。 美術学校に通う学生たちの生活を、全体的に軽いコメディとして仕上げているが、全体を通して描きたいテーマは明らかに重たい。 その二面性のギャップが、物語に深みを加…

太臓もて王サーガ

日本におけるパロディギャグの地位は低い。 しかし、パロディの才能として、この作者ほど素晴らしいセンスを見せたマンガ家は近年ジャンプにいない。 パロディは確かに元ネタを知らない人にとってはあまり面白くないジャンルと言えるかもしれない。 しかし、…

サンクチュアリ

面白いマンガに求められるのは絵ではない。 けれども絵の上手さが作品の質を高めるという事は往々にしてある。 本作、サンクチュアリは、「池上遼一」の画力が抜群に冴え渡る一作だ。 残念ながら現在主流のデジタル作品では、本作のテーマ、重みは再現できな…

死神くん

人の魂を管理する死神。 本来であれば、冷酷に人間の寿命を司る存在であるべき死神が、もし非常に人間味あふれるキャラクターだったとしたら? そんな設定のもとに描かれた数々のヒューマンドラマは、今なお色褪せることなき名作である。個人的には人生ラー…

魔法使いの娘

「那州雪絵」健在なり。そう思わざるを得ない傑作。 往年のマンガ読みならば那州雪絵の名前を聞いて浮かぶのは名作「ここはグリーンウッド」であろう。 しかし、かの名作を輩出して以来、彼女の名前を久しく聞かなかったのも事実である。 そこにきて、本作の…

セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん

近年のギャグマンガ家を語るにあたって、確実に外せない人物の一人がうすた京介だろう。 本作がジャンプ誌上に連載されて以来、しばらくの間、マサル的なギャグマンガの投稿が後を絶えなかったというのだから、その影響の強さが伺える。インパクトあるキャラ…

天才ファミリー・カンパニー

実は「のだめカンタービレ 」よりも面白い、と個人的には考えている二ノ宮知子の大傑作。 父親を亡くした事がきっかけで、子供のころから母親と一緒にビジネス三昧の主人公夏木は、ハーバード留学を目指す天才高校生。 だが、ふとしたきっかけで現れた母親の…

ソムリエ

ワインの漫画は最近でこそ多くなってきたが、そのブームの先駆けとなった作品。連載当初は、主人公のキャラクター設定や目的なども今ひとつ明確に定まっておらず、ワインに関するうんちくをストーリーに絡めただけの作品だった。 しかし、中盤以降、レストラ…

銀と金

「福本伸行最高傑作」この作品の紹介は一言で言えばこれだ。 「天」「アカギ」「カイジ」と次々とヒット作を残す作者だが、面白さの密度からいくと残念ながらこの作品の足元にも及ばない。 無論、この作品にも弱点はある。一つは不幸にも、未完の作品だとい…

いでじゅう!

高校時代の部活作品は大きく分けると2種類に分かれる。 一つは、甲子園やインターハイ目指して一生懸命部活を頑張る部活系。 もう一つが、なんとなく学生生活を満喫するのんびり系。 本作品はまさに後者の代表格的な存在だ。 序盤はギャグ中心の展開だが、…