読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

保健室の死神

本作には2つのストーリーがあった。 一つは、保健室の死神と呼ばれる怖い顔の「ハデス先生」が、生徒の心に巣食う「病魔」と闘うシリアスなファンタジーアクション。 もう一つは、登場人物の生徒たちが織り成す、学園コメディ作品としての物語だ。 この手の…

スピリットサークル

スピリットサークルも全6冊でついに完結である。「水上悟志」お得意のファンタジーに、輪廻転生というテーマを加えた不思議な作品。主人公が7つの人生を渡りあるくというそのあまりの構成の難しさから、なかなか連載で追うのは困難な作品だったが、無事完結…

ネルソン・マンデラ

近年まれに見る勿体ない作品である。ネルソン・マンデラこの偉大な人生を歩んだ男のドキュメンタリー。そして、作者は「栄光なき天才たち」の「森田信吾」という事で、これ以上ないほど期待したのだが、正直、がっかりだった。全体の構成がわかりにくい、物…

僕だけがいない街

2016年、2015年と本ブログの総合ランキングに2年連続ランクインしていた有名作品もついに完結。ただ、結果としての評価は非常に難しく、最後まで「SFとサスペンス」つまり、「ファンタジーと現実」の区別がつきにくい作品だった。Amazonのレビューで「面白…

学校の階段

(2012年評)やはりタイトルが惹かれてしまう。 以前も書いたことがあるが、ラノベやアニメの原作付きの作品は、タイトルに関しては明らかにマンガ業界の一歩先を行っている。 絵も綺麗だったし、オビの煽り文もよかった。 「階段部」という部活の設定も秀逸…

セカイのミカタ

(2012年評)第1巻の帯は、「惑星のさみだれ」でまさに人気絶頂を迎えていた水上悟志。 「このアングルを、コマ割りを、画を見よ」 と来たものだから、即座に購入してしまった。 町の裏路地が異世界につながる万住町。その世界で、幼い頃に弟を異世界に失踪…

サッカーの憂鬱

(2012年評) 能田達規といえば「ORANGE」が最高傑作である事は以前ご紹介したが、氏のサッカーマンガ最新刊が本作だ。内容は、サッカーに関わる裏方の秘話を描いたオムニバス。裏方といっても、審判やコーチ等はまだ日のあたる職業の方で、ホペイロ(用具係…

僕はビートルズ

モーニング主催の漫画賞「MANGA OPEN」 マンガ以外にも文章による原作等幅広く受け付ける賞だが、やはりマンガ作品以外の受賞は難しかった。 その中で初の「原作」による大賞受賞作が本作だ。審査員であるかわぐちかいじが惚れ込み作品化に至り、鳴り物入り…

外天楼

(2012年評) 色々うわさになっていたので、石黒正数の短編が苦手な身ながら手に取ってみた。 結論から言うと本作の注意点としては、事前知識を一切入れるべきではないという事だ。 なので、読む気のある方は、この先のレビューは読まないほうがいい。 ちなみ…

冷蔵庫探偵

(2012年評)3巻で完結となってしまった本作。思ったより寿命が短かったというのが、正直な感想である。 ケータリングの仕事をしている主人公レイコは、他人の冷蔵庫の中身から、その人の人生をプロファイリングできる冷蔵庫探偵。 この設定はかなり秀逸だっ…

AKB49〜恋愛禁止条例〜

最初に断わっておくが、まったくもってAKBファンではない。 しかし、本作は近年の少年マンガの中でも、最高峰の一角ともいえるレベルで少年マンガだった。特にラスト間際は泣かされっぱなしだった。連載開始当初、マガジンで見かけた時は、よくあるアイド…

ハナコ@ラバトリー

煩悩寺で好評を博す秋★枝と、独自のギャグマンガ路線を進む、施川ユウキ原作による異色の作品。トイレから離れられない地縛霊の花子さんが、様々な人の人生と触れ合うオカルトコメディー。昔からある「トイレの花子さん」だが、本作のように「トイレ」ならば…

あの日からのマンガ

(2012年評)しりあがり寿と言えば、個人的には「流星課長」がお気に入りである。 「どんな満員電車でも必ず座って帰る伝説の中間管理職」 風刺作品としても単純なギャグ作品としても秀逸だった。 そんな奇才が描いた、大震災以降の日常を描いたマンガ。 震災…

さよならもいわずに

この作品は、本当にレビューに向かない。 なぜなら、心ある人間ならば本作に「面白くない」という烙印を押せないからだ。 作者上野顕太郎の最愛の妻との永遠の離別。 そのどうしようもない現実を作品にする事で、自身の心を昇華しようと試みた作品。 しかし…

響子と父さん

(2011年評)石黒正数は昨今の人気マンガ家の一人だが、個人的には、「それ町」以外の作品、特に短編集への評価が低い。 故に、最近噂になった「外天楼」もまだ怖くて手を出せずにいる。 多分、テーマ性といったものを非常に大事にするタイプの作家なのだろ…

とある飛空士への追憶

メディアミックスの功罪 本作を読んで感じたことは第一にそれだった。 もともと、ライトノベルの原作に関しての噂は聞いていた。大変素晴らしい作品だ、と。 ただ、基本的にはマンガを読むスタンスなので、原作に手を出したことはなかった。 そんな私がこの…

TIME KILLERS

青の祓魔師を連載中の作者「加藤和恵」による初の短編集。 19歳のデビュー作から始まって、エクソシストの原型となった、「深山鶯邸事件」までが収録されているが、一言で言って、テーマがバラバラの短編集である。 同じ作者の短編集なのに、これぐらいバラ…

ブルーカラー・ブルース

絵が上手いわけではないし、コマ割りにセンスがあるわけでもない。ネームが素晴らしいわけでもない。 このタカという作者はやはりまだ素人に毛が生えた程度だ。 けれども、この作品が放つリアリティは本物だ。 現代社会の劣悪な労働環境を、これでもか、とい…

詩人てるゆき

読んだ作品は記録しているので書いておくが、一言で言うと、本作は「虚無」。 とりあえず、あまりにも何も感じなかったので、びっくりして再度読み返したが、やはり何も残らなかった。 こうしてブログに残さなかったら確実に1ヶ月後には記憶の片隅にも残ら…

ネクログ

妖怪奇譚「もっけ」の作者「熊倉隆敏」の描く中華系ホラーファンタジー。 前作で見せつけた圧倒的な健全さとほのぼのさを全て投げ捨てて、ひたすら作者の描きたいものを描いた作品。 その意味で、打ち切りっぽい全4冊の完結も頷けるというもの。 とにもかく…