つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

1980年代男性系

ネオ・ファウスト

ゲーテのファウストに3度取り組んだ手塚治虫の最期の作品。そして、大変残念なことに未完の遺作。 孤独な学者一ノ関教授は、人生の真理を探り当てるために悪魔と契約を交わす。あの有名なセリフ「時よ止まれおまえは美しい」と言った瞬間に、魂を悪魔に引き…

スローニン

青春作品の王者、「吉田聡」が描く大傑作。 著作の中では知名度は低いかもしれないが、個人的には1,2を争う名作と捉えている。 過去、甲子園決勝戦でエラーを犯したトラウマを引きずる浪人学生「ラッキュー」。 そんなラッキューの前に突如現れた謎の大男…

究極超人あーる

「光画部」 この一種独特な響きの単語にピンと来る読者も、少なくなったのかもしれないが、私の記憶する限りでは80年代オタクの代名詞ともいえる作品が本作だ。 写真部ではなく光画部というオタクらしいこだわりといい、長髪に黒ぶちメガネをつけた鳥坂セ…

宇宙英雄物語

SF落日の80年代後半に颯爽と現れた、スペースオペラの傑作。 それが、本作「宇宙英雄物語」だ。 異世界の宇宙を救った英雄ロジャーの孫、という設定の主人公「護堂十字」は、最初は一介の高校生。しかし、宇宙英雄に憧れる彼は、ロジャーの遺産を引き継ぎ…

天―天和通りの快男児

今でこそギャンブル系漫画を書かせたら最高峰の存在である福本伸行だが、このころはまだそれほどの才能を見せてはいなかった。特に1、2巻は今よりもさらに絵も酷く、得意の知的な仕掛けもとても褒められた内容ではない。 けれどもこの作品には目を通してお…

死神くん

人の魂を管理する死神。 本来であれば、冷酷に人間の寿命を司る存在であるべき死神が、もし非常に人間味あふれるキャラクターだったとしたら? そんな設定のもとに描かれた数々のヒューマンドラマは、今なお色褪せることなき名作である。個人的には人生ラー…

うる星やつら

高橋留美子の名声を決定的にしたもはや説明不要の不動の名作。 「世界で一番女好き」な主人公諸星あたるの設定は斬新すぎて、以後誰もが真似をする事ができないタイプのキャラクターとして確立された。 そして、そんなどうしようもないあたるに何故だか惚れ…

帯をギュッとね!

競艇、書道とニッチなジャンルを開拓させたら抜群の手腕を見せる河合克敏だが、本作においてもその実力が発揮されている。 もちろん、柔道自体は1980年代においても既にニッチジャンルではなく、多くの柔道部活作品が存在していた。 ただし、この作者が描く…