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つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

1970年代女性系

アタックNo.1

レビュー作品もついに500作品。せっかくなので少しレジェンド的作品をという事で、「浦野千賀子」が一時代を築いたアタックNo.1を選んでみる事にした。本ブログでは70年代作品にカテゴリーしているが、連載開始は68年で70年には連載終了という事で、60年代と…

カリフォルニア物語

異端の才能と呼ぶに相応しい「吉田秋生」の存在を世に知らしめたデビュー作。当時別世界を描かせたら右に出るものはいなかった「萩尾望都」の影響を強く受けて、序盤の世界描写は非常に酷似している側面があるが、徐々に作者自身の異端の作風が発揮されてい…

ゆうれい談

大御所「山岸涼子」の描く、実話を元にした幽霊話である。山岸プロの元に集まるマンガ家達が持ち寄った、様々なゆうれい談を実話化した作品で、本格的な恐怖系の作品ではないが、実話と考えると、妙に背筋が寒くなる作品。しかし、それにしても登場する人物…

ベルサイユのばら

久しぶりに再読。何度読み直しても、面白さが色褪せない偉大な作品である。70年代における本作の存在は圧倒的で、少女マンガという単なる少年マンガの二番煎じであったジャンルを、一つの文化のレベルにまで押し上げた作品と言っても過言ではない。凡そ西洋…

バナナブレッドのプディング

24年組の作品は、本当にレビューが疲れる。なんというか、ちょっと気楽な気分で読み返せる作品が少ないのだ。 「大島弓子」作品はその典型で、冒頭の少女のつぶやきからして、「きょうはあしたの前日だから・・・だからこわくてしかたないんですわ」で始ま…

綿の国星

「大島弓子」の定番の作品。 主人公の「チビ猫」は、可愛い子猫。けれども、その容姿は、マンガの世界では少女の姿をしており、彼女の視点を通して、世界は物語られる。 最初に読んだときは、「我輩は猫である」かと思ってしまった。 けれども、よくよく読ん…

はいからさんが通る

まさかの新作劇場アニメとなった、懐かしの「はいからさんが通る」70年代の少女マンガは、「ベルサイユのばら」や「ポーの一族」等、その後の少女マンガの系譜ともいうべく、ハイレベルな作品が揃った時代である。そして、女性主人公のラブコメというテーマ…

ゴールデンライラック

表題作「ゴールデンライラック」は、萩尾望都作品の中でも、地味の雰囲気の作品だろう。 しかし、この地味さが、人生の渋みを感じさせて非常に良い。 ライラックの茂みの中で出会った、ヴィクトーリアとビリーの二人の小さな恋人は、その後、様々な人生の波…

リボンの騎士

(2012年評) 本作は、私の知る限りでは5回ほどリメイクされている。 最も、最新のリメイクは絵柄も物語も随分異なるので色々物議を醸しているようだが。 私の手元にあるのは、第三回目のリメイク版にあたる作品。それでも、初出は昭和38年だ。 世の中に最…

デザイナー

一条ゆかりが「これを描く為にマンガ家になった」と自負する作品、それが「デザイナー」 本作を読んで感じる感想は、素直に、「壮絶」の一言だ。 作者が込めた作品への情念が尋常ではない。 主人公の仇とも言える、デザイン界の女王「鳳 麗香」は、まさに一…

ポーの一族

(2012年評)少年マンガという括りで見ると、どの作者が一番か、という質問に答えるのは難しい。 手塚治虫亡き後、その問いはますます困難になりつつある。 しかし、少女マンガは違う。 色々なご意見があるだろうが、少女マンガの神様は現役だ。 私の中では間…

伊賀野カバ丸

今でこそ少女マンガのギャグも当たり前になってきたが、昔の少女マンガで「爆笑」した記憶は少ない。 そんな貴重な出会いを与えてくれた記念すべき作品がこの「伊賀野カバ丸」だ。 とにかく、当時の少女マンガと比較するとその違和感がすさまじい。 「恋愛」…