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つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

Fashion Leader 今井正太郎

(2012年評) 早期打ち切り作品だがマガジン読者なら記憶に残っている方もいるのではないだろうか。 絵、作風、テーマ、と三拍子そろって独自性が強く、多くの読者を敵に回して早期に打ち切られてしまった残念なマンガだ。 しかし、「ファッション」という現…

放課後のカリスマ

偉人のクローン達が活躍する学園物語で、タイトルが「放課後のカリスマ」 実際のところ本作で最も成功していたのは、この秀逸な設定と、それを簡潔に示したタイトルだった。その意味で、作品序盤に大いに盛り上がって売れたのは頷ける話だ。しかし、謎が明か…

あの日からのマンガ

(2012年評)しりあがり寿と言えば、個人的には「流星課長」がお気に入りである。 「どんな満員電車でも必ず座って帰る伝説の中間管理職」 風刺作品としても単純なギャグ作品としても秀逸だった。 そんな奇才が描いた、大震災以降の日常を描いたマンガ。 震災…

九月病

(2011年評)シギサワカヤ作品2つめ。 兄妹の近親相姦 同僚との恋人とはいえない関係妹の売春元恋人のリストカット とりあえず、描きたかったであろう歪んだ空想を色々詰め込んだ作品となっており、混沌としている。 面白い話もあれば、若干その感性につい…

7年目のツレがうつになりまして。

まさかの映画化まで果たしてしまった「ツレがうつになりまして。」の完結編とも思える続編。最早、うつだったころの緊迫感や切実さは過去のことになりつつあり、自然体での暮らしを楽しみ始めている二人の生活には、微笑ましさを感じる。ただ、それが漫画と…

ヨメさんは萌え漫画家

萌えキャラで一世を風靡した作者「こげどんぼ」による日常切り売りマンガ自衛官の旦那さんとマンガ家の嫁という組み合わせを上手く料理しているあたりはさすがにベテランの腕前だが、昨今は、この手のエッセー系マンガがかなり出版されているので、評価とし…

翔んで埼玉

なにゆえに今更コミックスにしたのか。そんな思いがやまない鬼才「魔夜峰央」の作品。埼玉ディスマンガとして宣伝されているが、どちらかというと地名だけを利用したSF作品である。フィクション度は相当に高く、埼玉あるあるではないので、その点は要注意。…

足洗邸の住人たち。

マイナー雑誌ならではのマニアックな設定を活かした妖怪奇譚。巻末付録のキャラクター設定や、妖怪・異界の物語は、作者「みなぎ得一」の世界観への圧倒的なこだわりが駄々漏れている。そもそも、作者の描く作品全てが、一つの異世界の中での事件を中心に描…

タビと道づれ

普段あまり読まないタイプのマンガ。雰囲気系の作品とでも言うべきか。 1巻のオビは天野こずえが推薦文を描いているが、確かに似た系統の作品として『ARIA』等が挙げられるだろう。 ただし、本作はもっとファンタジーかつミステリー色が濃い。 誰も、出るこ…

水面座高校文化祭

(2012年評)第一巻の表紙をめくれば、そこに広がるのは文化祭の熱狂。 なんとなしに手に取ってみた作品だったが、とにもかくにも絵が上手い作者だった。 これだけ画面狭しとキャラクターを動かせるのだからマンガ家としての資質は十分なのだろう。 しかし、…

サマーウォーズ

(2012年評)大ヒット映画作品のコミカライズ。 基本的にはコミカライズ作品にはあまり興味がないのだが、「杉基イクラ」には興味があったので読んでみた。 原作映画の大ヒットは、前作、「時をかける少女」への評価が反映したものであり、原作映画自体は残…

とある飛空士への追憶

メディアミックスの功罪 本作を読んで感じたことは第一にそれだった。 もともと、ライトノベルの原作に関しての噂は聞いていた。大変素晴らしい作品だ、と。 ただ、基本的にはマンガを読むスタンスなので、原作に手を出したことはなかった。 そんな私がこの…

武士沢レシーブ

期待されたマンガ家の新連載が2巻で終わってしまったのだから、やはり本作は駄作といわざるを得ない。前作マサルでの弱点を解決する術が見つからないまま、連載が始まってしまった、そんな苦悩がありありと伝わってくる作品だ。 その意味ではお勧めはしづら…

69億のクリスマス

クリスマスとサンタクロースをテーマにしたオムニバス作品。 とりあえず読んでみたが、お勧め度は普通といったところ。 ただし、絵と作品の雰囲気は良くマッチしているので、今後も作品を作り続ければ、そのうち佳作は作れそうなマンガ家ではあった。 個人的…

TIME KILLERS

青の祓魔師を連載中の作者「加藤和恵」による初の短編集。 19歳のデビュー作から始まって、エクソシストの原型となった、「深山鶯邸事件」までが収録されているが、一言で言って、テーマがバラバラの短編集である。 同じ作者の短編集なのに、これぐらいバラ…

ネクログ

妖怪奇譚「もっけ」の作者「熊倉隆敏」の描く中華系ホラーファンタジー。 前作で見せつけた圧倒的な健全さとほのぼのさを全て投げ捨てて、ひたすら作者の描きたいものを描いた作品。 その意味で、打ち切りっぽい全4冊の完結も頷けるというもの。 とにもかく…