つれづれマンガ日記 改

完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc

総合2.5以上(面白い、かな?)

ビストロ・パ・マルの事件簿

小さなフランス料理店ビストロ・パ・マルに訪れるお客と、ちょっとしたミステリー。そして、それを料理を軸にして解決する物語。 敢え無く全2冊で完結。 物語設定キャラ 悪いところは特に無かったが、ぬきんでてよいところも無かった。 昨今の漫画界は、こ…

京アミ!

基本的に好きでないので、萌えエロ系作品はあまり取り上げない方針だが、あまりに馬鹿馬鹿しかった(いい意味で)のでレビュー。 小説化志望で専門学校に入学した主人公が、シナリオライターとして無理やりエロゲー作成に加担させられるという話。 エロ描写…

はるかリフレイン

その絵柄に覚えあり、という事で本屋で見かけて購入。いやぁ、懐かしい「伊藤伸平」絵柄の古さが何とも言えず、まさに90年代を感じさせられる作品である。物語自体はいたって単純な、タイムリープジャンルなわけだが、この懐かしさは何とも言い難い。逆に、…

男子高校生の日常

なんともいえないシュールなギャグを展開してきた本作も、ついに完結である。確かに、女子高生作品ばかりの現代において、男子高校生のどうしようもない馬鹿さ加減に着目した点はよかった。 ただ、全般的にシュールで薄めのギャグが、同時に弱点でもあり、3…

湯の花つばめ

「こなみ詔子」といえば、「あねさんは委員長」だろうか。 しかし、あの作品当時、こなみ詔子が現在のようなスタイリッシュな方向性のマンガ家になるとは予想できなかった。 本作は、そんな二つの時代の中間あたりとなる作品だろう。 美形三兄弟が働く銭湯「…

キミニ恋シナイ

(2012年評)恋愛短編を7作収録した「天堂きりん」の作品集。 収録されているティーンズラブ系の作品は、並の出来栄えといったところ。 唯一「フロウライト」は女子中学生の傲慢さと神経質な両面が描けていて収録作の中では上位の出来だった。 最近は、読み…

ダーリンは55歳

本格的なストーリー漫画が描ける作者が、エッセイ系の作品を描くとどうなるのか。これは以前から気になっていたテーマだったのだが、なかなかストーリー系の名手がエッセーに転籍するパターンが少ないために、結論がつかなかった。ギャグ系やマイナー系萌え…

つるた部長はいつも寝不足

とりあえず読んだので書いておくシリーズ。 妄想ばっかりしている女性主人公という視点が売りだったが、如何せん、「妄想」と「マンガ」の相性が悪かった。 読んでいて、「妄想」なのか「現実」なのかが、すぐにわかるパターンと、わからずに読み手が混乱す…

君たちに明日はない

非常に惜しい作品である。リストラ代理人という、魅力的なテーマを開始当初は真正面から描いていたが、徐々に連載雑誌の方向性に進み、大人の男女の話ばかりになってしまった。原作小説は未読であるが、明らかにこれよりかは面白いのだろう。マンガ全2冊の終…

てるてる天神通り

神様が住む不思議な商店街天神通りを舞台にしたファンタジーラブコメ作品。全5冊を通して、とにかくほんわかした作風で、物語、キャラ、画力と安定しており、最初から最後まで安心して読めるタイプの作品である。ただ、その分非常に無難でテンプレ感が否め…

おじいちゃんは少年探偵

昭和30年代に活躍した少年探偵ダッシュくんは、宿敵ドクロ博士のワナにかかり、50年の間氷づけにされてしまう。そして、自分の孫になるはずのヒロインひかりによって現代に目覚めさせれたダッシュくんは、再びドクロ博士との戦いに挑むのだが。。。 いく…

はなまる幼稚園

幼稚園と園児を舞台にした作品。主人公の園児「杏」は、保育士の土田先生がお気に入りで、彼に気に入られようと頑張るのだが、土田先生は同僚の山本先生が気になって。。。 萌え系に該当するのか、コメディに該当するのかそこらへんは難しいところだ。 しか…

東京チェックイン

「岳 」の作者、石塚真一の短編集。まぁまぁなレベルの短編が続く作品だが、一つだけ読んでおきたい作品がある。 それが、デビュー作の「ThisFirstStep」だ。 これは面白い。抜群に。 絵もコマ割りも酷く、どうしてこんな作品が入選できたのか、と不思議に思…

100万ドルの女

異彩を放つ「水城せとな」も、序盤の頃は普通に少女マンガを描いていたのだなぁ、としみじみさせられる作品。 どの作品も、割と正統派であり、良くも悪くも普通の短編集。 最後の「エンジェル・ナイト」だけは物語に天使が登場する点が異色。 特殊な設定を投…

ほしのうえでめぐる

宇宙につながる宇宙エレベーター「明星」その開発の過程に関わる様々な登場人物を、短編オムニバス形式でまとめた全2冊の作品。 宇宙エレベーター自体はSF心をくすぐる非常に良い設定だったが、いかんせん、登場キャラクターや物語の説明が雑すぎるのは難…

ブラッディエンジェルズ

「みず谷なおき」氏の作品連投。 婦人警官コンビの日常を描いたラブコメ作品。 婦警モノといえば、圧倒的な大成を収めたのは、「逮捕しちゃうぞ」だが、本作も類似した作品であり、80年代中盤はなぜか婦人警官作品が流行った時代である。 もともと、男性警官…

銀の勇者

ありがちではあるが、剣と魔法の世界におけるファンタジー作品。 主人公ビートは、最高位の「金の勇者」を目指す冒険者。だが、幼い頃に共に魔王を倒す約束をしたリチェは、魔族の味方として、日々をすごしていた。ファンタジー作品の設定が細かくなった現代…

アンダンテ

こどものおもちゃの「小花美穂」の描く全3冊のラブストーリー。血の繋がらない兄妹と、そこに突然同居する事になる美少女。 三人を繋ぐ主題は音楽。 ありがちな題材を、そこそこの力量で煮込んだ、佳作といったところか。 題名、アンダンテ(ほどよくゆるや…

ドージンワーク

同人誌即売会を舞台に、同人誌販売に勤しむ主人公達をテーマにした、有名4コマ作品。 一昔前なら確実に載せられない作品だが、今となっては何ら真新しさを感じないのだから、昨今のマンガの方向性には、末恐ろしいものがある。 オタク系の作風の為、その手…

モテないのではないモテたくないのだ!!

カラスヤサトシの学生時代をベースに作られた、半フィクションの物語。テーマはタイトルの通りで中学入学から卒業までの、モテない中学生の心のこじらせ方を描くことに見事に成功していた。 もう少し自虐自伝的な作品かと思っていたので、フィクションとして…

さよなら三角

今となっては古参のマンガ家となった「原秀則」の最初のサンデー長期連載作品であり、幼馴染のヒロインと主人公が織り成す典型的なラブコメディ作品。今の作者のレベルからは想像できないほど、絵も内容も稚拙な作品だ。 ただ、その前のデビュー作からすると…

青春離婚

これはもう、完全にタイトル勝ちだろう。 以前から述べているとおり、やはり小説がコミカライズされる作品はタイトルが上手い。 文章のプロなのだから、当たり前と言えば当たり前だが、それにしたって、この凡百な作品を、ここまで期待感高く読ませるのは、…

ものの歩

未だ成功作品の少ない将棋というジャンルで、ジャンプに挑戦した本作だが、今週号で完結。作者「池沢春人」にとっては、初連載作品よりも短命に終わる作品となった。開始当初こそ、そこそこの面白さを維持していた本作だが、結局のところ、キャラクターマン…

物の怪らんちき戦争

(2012年評)本作はいわゆる妖怪モノ。水木しげる御大のファンとしては、妖怪作品は基本抑えてしまうのだが、なかなか名作には出会いづらい。 以前、別作品でも評したように、妖怪=水木作品の為、その縛りから逃げようと、マイナー妖怪に走るか、オリジナリテ…

magico

恋愛とファンタジーを魔法で絡めた、意欲作。惜しむらくは、あまりにバトル描写が下手だった点か。 少年ジャンプ連載において、この欠点は致命傷だった。 とにかく、バトルが盛り上がらない。かといって、魔法世界ファンタジーをテーマとする以上、このバト…

エニグマ

(2012年評)謎の存在エニグマの力で、学校の中に囚われることになった7人の主人公達の物語。 序盤の学校脱出サスペンス部分はまだ面白かったが、脱出後の物語はかなり強引な展開になり、打ち切りらしい終わり方を見せている。 この手のサスペンス調の作品…

はじまりの竜とおわりの龍

月刊IKKI最後にして最大級の新星、熱筆。 という帯につられて買ってしまったわけだが、最近、過剰な帯に負けている作品が多く、そろそろ帯買いをするのをやめるべきだと感じている。 意味深なタイトルと美麗な表紙に誘われて購入したわけだが、そこそこ…

アラクレ

育ての両親が亡くなり、身寄りが無くなった主人公のもとに名乗り出てきたおじいちゃんは本物の任侠の人だった。 そんなトンデモ設定から始まる女子高生の日常を描いた学園ラブコメ。 新しい学校で、お嬢様と勘違いされるが、たまに出てしまう地の啖呵は本職…

瀬戸内少年野球団

(2012年評)「放課後ウインド・オーケストラ」の宇佐悠一郎の作品ということで手にとって見た。 しかし。。。まぁ残念ながらだ。 原作未読だが、原作の質は高いと思われる。何故なら、あまり極端なドラマが起こらないからだ。 昭和20年からスタートする、淡…

ネルソン・マンデラ

近年まれに見る勿体ない作品である。ネルソン・マンデラこの偉大な人生を歩んだ男のドキュメンタリー。そして、作者は「栄光なき天才たち」の「森田信吾」という事で、これ以上ないほど期待したのだが、正直、がっかりだった。全体の構成がわかりにくい、物…