山賊ダイアリーの続編となる、本作。
山ばかり行っていた作者が、
今度は海へ行くシリーズなわけだが、
相変わらず、サバイバル生活自体は面白い。
また、海の中のアングルや描写は色々こだわっていて、
以前より画力の向上を感じる。
しかし、マンガとして面白いのかどうかと言われると少し微妙。
後半は、以前の山賊ダイアリーっぽい作風の
キャンプ編が収録されているのだが、
懐かしさも相まって、新シリーズより面白く感じてしまう。
ただ、いつまでも同じ作品を描いていても
作者自身がマンネリ化してしまうだろうから、
この手の挑戦は必要なのだろう。
新しい海編がどこまで読者に受け入れられるのか、
興味があるところだ。
旧作の感想はこちら。